脚本 渋谷 真一朗
演出 真谷 傑
あなたがチェスのゲームを楽しんでいる時、
わたしは読書に耽っているだろう。
あなたが恋人にプロポーズをしている時、
わたしは深い眠りの中にいるだろう。
あなたがウイスキーを飲んでいる時、
わたしも別の場所でウイスキーを飲んでいるかもしれない。
要するにそういうことだ。
今回のお話は、コメディというジャンルからは外れた、
シリアスなテーマと向き合った作品です。
物語は3つの舞台で構成されます。
時制は現在と過去、そして融合。
なぜこの戯曲を書こうと思ったのかはもう思い出せないのですが、
要するにそういうこと、
以外に何もないような気がするのです。
たとえば私が生息する層、
その直ぐ外側には
私の常軌を逸したドラマがあり、ニュースがある。
自分は、自分の周りの人間の「何」をもって「その人」としているのか。
もし、その「何」が消えた時、
「その人」は「その人」ではなくなってしまうのか。
「その人」ではなくなってしまった時、
その人は何処へ行けばいいのか。
この戯曲を書くにあたって勉強したことは、
私にとって有益な時間でした。
脳の疾患のことはもちろん、
患者と患者の家族の現状、
医師たちの真面目でタフな心。
どこまでお客様に伝えられるか分かりませんが、
私がこの作品に真摯に取り組んできた成果を観せる事が出来ると信じ、
表現します。
たとえば私が生息する層、
その直ぐ外側には私の常軌を逸したドラマがあり、ニュースがある。
そのニュースがどうか素敵なものであってほしいと想います。
本日はご足労いただきまして誠にありがとうございます。
脚本 渋谷 真一朗
【 STORY 】
とある人格者。
その世界で考えうる全ての良心を総動員していた
その人物とその人物に関わる人間にとって、
それはとても自然で心地の良いものだった。
ある事件がその人物を浸食するまでは。
何かがその人物を侵し、
それまでの表情を奪い去り、
新たに凶器を与え、
周りの人間をも傷つけた。
一個の人間の影響力にしては
あまりにも清くアタタカイ「何か」は、
まるでカタチを変え周りの人間の心を揺さぶった。
人は、人を、どこまで信頼できるのか・・・
GOKAN。が第12回公演にして初めて挑むシリアス。
しかしそれだけでは終わらない、
歌アリ、動きアリ、笑いアリの
「ノンジャンルカオス演劇」

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